母、帰る

昨日は春の嵐、今日はうってかわって穏やかな春らしい１日です。うちから駅までの間に１本ある立派な桜も咲き始めてました。

今日の午前中、ムスコが生まれた翌朝飛行機に飛び乗って駆けつけてくれた母が帰りました。昨日、ずっと留守番だった父から体調が悪いとヘルプコールがあり、慌ただしい帰郷です。ほんとにこの２ヶ月、何から何まで面倒をみてもらってありがたかった・・・。なのに、ワタシは先週からなんだか母と一緒にいるのがしんどくなってきて「そろそろ帰って欲しいなぁ。どうやって帰って、って頼もうかな」なんて考えたり、昼間は用事を作って何時間も出かけたり・・・。なのに、帰るって決まった途端、寂しくなって涙がでたり。こんな状態の娘を置いて帰るのも心残りだろうな、と母の気持を推測してはまた泣き。ま、結局ずっと泣いてばかりってことなんですが。

駅まで母を送って帰ってきたらがらんとした室内。２ヶ月ちょっと前まではこんなふうに平日の昼間はひとりで過ごしてたはずなんだよなぁと不思議な気分で部屋の中を眺めてしまいました。でもひとりじゃなくて、おなかのなかにはムスコがいて、元気に動き回っていたのに。

母がきれいに掃除してくれたベランダにでて、母のことを思いました。ワタシはずっとなんとなく、あんまり長生きできない気がしていたのですが、今回ムスコを亡くすという経験をして、「絶対に両親より先に逝ってはいけない。両親よりは１日でも長生きしなくては」と強く思うようになりました。両親は、孫を亡くしたことはもちろんですが、泣き叫び、嘆き悲しむ娘の姿をただ見守るしかないのがすごくつらいのです。今はいろいろと甘えて頼るのが親孝行、とわかってはいるのにひとりになりたいと強く思ってしまう気持ち。そういう葛藤の１週間でした。

昨日はムスコの初めての月命日。なんで、もう１ヶ月も経ってるの？？　今からでも遅くないから戻ってきてよ、と無茶なお願いをムスコにしてしまいました。お母さんがそんなに悲しんで泣いてばかりじゃそーちゃんも悲しいよ、と言われますが、まだしばらくは仕方ないよね・・・。

もっと落ち着いて、ちゃんとしたことが書けるようになるまでここもお休みしようと思っていたのですが、つい今の気持を残しておきたくて書きはじめてしまいました。話し相手の母が帰ってしまって吐き出す先が欲しかったのかな。しばらくはこんなかんじでポツポツと気持ちをつぶやいていきます。

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