SSブログ

不妊クリニックへ再デビュー [あかちゃん待ち〜その3]

ショックです。1時間ほどかけて書いた長い記事がサーバーエラーのため、という理由で消えてしました・・・。がーん。かなりがっかりしてしまったので、書き直しは短くなっちゃうかも。そして本題に入れないかも・・・。

先週のカウンセリングで宿題が出ました。

「1日10分でいいから何かに集中する時間を作ってそーちゃんのことを考えない練習をすること」

これが難しいんですよ。なかなか実行できず。チェックシートは埋まらないまま・・・。でも昨日、おとといは成功しました。
おととい、先週作りかけてほったらかしにしていたトートバッグ作りを再開。

IMG_0621(変換後).jpg
こんな感じに出来上がりました。型紙ももちろん作らず、手持ちのトートバッグのサイズをメジャーで測って、全く同じように作ってみました。でもめんどくさいな、と思って内ポケットをつけなかったのは失敗。バッグの中でキーホルダーや電話など小さいものが行方不明に・・・。ちょっとの手間を惜しんだがためにとっても不便なことに。布がまだ余っているので小物収納用のバッグinバッグを作ろうと思います。

これ、そーちゃんカバーとおそろいです。「売ってあるやつみたいだね」と夫に褒められ鼻高々。でもねわかってるんです、生地の柄が市販品ぽさを醸し出してるってこと。すごいなIKEA。









反対側もトリ。
IMG_0622(変換後).jpgこの右側のオレンジのトリの目つきの悪さがたまりません。「ふん、おかーさん、何言っちゃってんの?!」みたいな。親の説教をスルーしてるコドモ、という連想をしています。

で、このバッグを作りに集中したのがおととい、昨日はホットヨガの体験レッスンに行ってきました。これがキツイレッスンで。高温多湿の室内でハードなポーズを90分。途中1/3くらいはポーズとらず座ってたかも。ものすごい汗をかきました。あまりの過酷さに思考がお散歩することもなく、そーちゃんのこと考える余裕ありませんでした・・・。運動にもなるし、汗かいて代謝もよくなりそうだし、なかなかよいかも。入会するか悩み中です。妊娠前まで通っていたスポーツクラブにまた通おうかと思ってたんですが、ふつうに自転車漕いだり、泳いだりしているだけだと思考がお散歩してずっとそーちゃんのこと考えてしまうなぁって不安で迷ってたんでした。来週火曜日にまたヨガには行くのでちょっと悩みます。

でも実はヨガに集中できたってこと以上に、「何かを始める」ことができたのが嬉しい。自分で自分を褒めます。泣いて悲しんでいるだけの自分から少しだけ前進。3歩進んで2歩下がる、ではありますが。「できた」ってことが重要よね。

そしてこの1週間の間には他にも「できた」ことがありました。



先週の土曜日、不妊治療のクリニックへ行ってきました。ちょうど1年ぶり。
1年ぶりのクリニックは、予約の仕方や診察室への呼び出し方法、ロビーや診察室の内装が変わっていたりして、時間の流れを感じました。でも変わってないのは待合室で待っている赤ちゃんを待ち望むひとたちの多さ。土曜日なので、2時間コースでした。

1時間半くらい待ったところで呼び出し。院長先生でした。部屋に入るなり「おめでとうございます。帝王切開だったんですね」と先生。「なんでそんなこと知ってるの?」と軽いパニックになり、カルテを覗き込んだら産院から報告が届いていたようでした。「お子さんは4ヶ月ですね・・・」とさらに続ける先生。
「子どものことは特に書いてありませんか?」と恐る恐る聞いてみると、やっぱり出産の経過だけが報告されていたようです。心疾患があって大学病院に転院、ってことくらい書いててくれていいのに、と産院の主治医に心の中で文句をつけながら、息子のこと、説明しました。簡単にだけど。なんと、泣かずに説明できたんです。涙なしにそーちゃんのことを口にできたのは初めてだったので、自分でも驚きました。お母さんはがんばったよ、そーちゃん。

院長先生も絶句してました。でもさすがプロ。すぐに治療の話に入ってくれてありがたかったです。もう少し、そーちゃんの頑張りについて話したかった気もしたけど、あれ以上、話をしたら絶対泣いちゃったし・・・。

年齢を考えると一刻の猶予もないとの宣告・・・。過去2回、ここでは採卵したけれど、胚盤胞が育ちにくい我が家、凍結胚はありません。また採卵からのスタートです。
でも妊娠出産できた事実があるだからがんばりましょう、とのことでした。最初の採卵〜移植が流産に終わったときもそう言われたなぁ・・・。もう遠い遠い思い出です。

いつも「卵の質、卵の質」という院長。もう2年検査してないからとAMHの検査をすることに。来週、その結果と内膜の状態を見て今後の治療について考えましょうということで診察は終わりました。

「ようやくここに来ることができた」と、受診までずいぶん迷ったこともあり、感無量です。そして、先週ここにも書いた世の中から切り離された感じ(「同じようで全く違う世界」)からちょっとだけ脱することができたような。あのクリニックの待合室に座っていたら「現実世界に戻ってきた」って感じがすごくしたんです。なんでかはわからないけど。もしかしたら少しだけ「未来」のことを考えることができたからかな。もちろんそれはハッピーな未来ではないかもしれないんだけど。むしろ希望は叶えられない可能性の方が高いかもしれないけど。

そーちゃんをひとり旅立たせた直後から「赤ちゃんが欲しい」という思いが心の底からわき上がってきました。それは何度打ち消しても消えることはなく。そーちゃんのことを思って泣きながら、赤ちゃん欲しい、って思っている自分が矛盾しているような、そーちゃんへの気持ちが薄れてしまうような罪の意識のようなものも感じていました。そして自分の40歳という年齢への焦り・・・。帝王切開だと次の妊娠は1年後、というしばりを考えてすごい焦燥感にもかられていました。
でもある方に「それは自然な気持ちだ」って言ってもらって、でもまだまだどんな悲しみの波がやってくるかわからないから1年はゆっくり待った方がいいと思う、っていうアドバイスをもらい、来年までは採卵をしながら待とうという気持ちに。

でも夫にはなかなか言い出せずにいました。夫がどう思ってるか、まったく見当がつかなくて。でもある日夫が「また不妊クリニック行くでしょ」と言い出して、なんとなくそーちゃんの弟か妹を、という合意ができました。夫は帝王切開だとしばらく妊娠できないってこと知らなくてがっかりしてましたが。

まだ、再スタートをきれたわけでもないし、どうなるか次回の診察を待たないとまったくわからないのですが、何しろクリニックへ行った、そして泣かずにそーちゃんのことを話せた、ということだけでもわたしのなかでは大いなる1歩。もちろん、まだまだ迷いも不安もあり、チャレンジしても授かることができない確率の高さもわかっています。でも今はなんとかがんばってみたい、そんな気持ちです。

ところで、先週くらいから抜け毛がすごいです。これが産後の抜け毛かぁ・・・と思いつつ、どこまで抜けるのか恐怖におののいている1週間でもありました。

にほんブログ村 マタニティーブログ 天使ママ・天使パパへ
にほんブログ村
nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:妊娠・出産

nice! 2

コメント 4

さわ

小萩さんこんばんは。さわです。

私は2月に次男をお空に帰したんですが、やっぱりもう一度赤ちゃんを抱きたい!と思い、ホットヨガに入会しましたよ。
(5年授からなかった次男をホットヨガを始めたら授かることができたので・・・)

私も小萩さんと同級生です。
お互いがんばりましょうね。


by さわ (2012-06-01 19:12) 

nozomi

私も同じ立場として、もう一度赤ちゃんを求めるのは自然な気持ちだと思います。
あれ程までに可愛い生き物に触れてしまったら…前にも増して求める気持ちは強くなるのは当然のことです。

院長先生と同じく、一度ちゃんと出産までたどり着いたんだから十分に可能性はあると私も思います。
奇跡の妊娠では無かったはず。
小萩さんにも自分自信にもにもそう信じてます。

by nozomi (2012-06-03 18:06) 

小萩

>さわさま
やっぱり思いますよね、もう一度赤ちゃんを、って。

ホットヨガ、効果大ですね!!
この1年、ほんとにカラダを動かしてないのでなにしろ体力が落ちているわたし、ちょっとがんばってみようかな〜なんて思いはじめてます。

さわさんも同級生なんですね。がんばりましょう。
by 小萩 (2012-06-04 18:29) 

小萩

>nozomiさま
確かに、以前は想像するだけだった存在が、お腹の中で育って、そしてわたしたちの前にやってきてくれたんですものね。去年のはじめに、不妊治療は30代で終了って決めていたはずなのに、そんな気持ちどこぞえ消えてしまいました。

nozomiさんもわたしも再び赤ちゃんを抱けますように。
by 小萩 (2012-06-04 18:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。